【投稿記事】「中国を訪問して」
5月9日〜15日の間、日本AALAの代表団4名は、中日友好協会のお招きにより中国を訪問しました。これには埼玉から小笠原が参加しました。
私たちは、10日の午前、芦溝橋および抗日戦争記念館を訪れ、当時をしのぶとともに、侵略戦争の犠牲者に黙祷をささげました。
一行は、10日午後、中日友好協会の王効賢副会長(女性、かつての田中角栄・周恩来会談の際、通訳をつとめられた)らと親しく会談しました。秋庭団長は「非核・非同盟運動を強めていることを話すとともに38年ぶりとなった今回の訪中で、中国の中の日本AALAとのふさわしい交流相手を探求していきたい」との希望を表明しました。会談後、うちとけた心のこもった宴席がもたれました。許金平秘書長、呉瑞欽前秘書長らも参加しました。(呉さんは38年前、大学卒業後すぐに日本を訪問された時のことを折に触れて語ってくれました。その時まだ23歳だったのよ。という呉瑞欽さん。今度の私たちの訪中のすべてのお膳立てを整えてくださった女性です。) 11日には、国務院発展研究中心世界発展研究所を訪れ、社会主義市場経済に関する話を聞き、懇談しました。張立群経済研究部研究員は”経済の発展は平和が前提であり、平和は経済の発展を推進するものという基本的な立場から、建国(1949)から今日にいたる経済発展の歴史を語ってくれました。納得のいくものでした。核兵器の問題や、社会保障の問題など、解決すべきことも多いと感じ、研究員も課題は多いと言っていました. 代表団は、十二日午前、中国国際交流協会を訪問し、除建国秘書長らと親しく懇談・交流をおこないました。この会談で、秋庭氏は"今後、両組織の親密な交流連帯をはかる”ことを提案しました。除秘書長はこの提案に全面的に賛意を表明、硬い握手をかわしました。
会議の合間を縫って、北京・上海の経済発展の様子を、自分の目でみることにつとめました。上海で実用化されているl時速430キロのリニアrモーターカーにも乗ってみました。
京劇や雑技団、上海博物館など文化に触れる機会も日程の中に、組み込んでくださったことに感謝しています。長城の雄大さにもあらためて感じました。
日本の連帯運動と中国との友好・連帯がこれを機に、発展していくことが着たいできる、今回の中国訪問であり、このことを通して東アジアの平和・友好にもなんらかの寄与ができればの思いをいだき、帰国しました。
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