「戦争を非合法化する」(*)
−第13回非同盟諸国首脳会議報告会の感想

(*)マハティール・マレーシア首相のことば(非同盟諸国首脳会議議長)

日本AALA理事長 秋庭稔男氏
報告「再活性化をめざす非同盟諸国首脳会議に参加して


報告する秋庭氏
報告する秋庭氏
 秋庭氏は「この学習会が、イラク戦争を直ちにやめろという気持ちをこめた集会としてぜひ成功させたいと思います。」と述べ本題に入りました。
 『9・11の同時多発テロを”アメリカにとって好機である”とくり返し強調したブッシュ、世界の力関係をアメリカに有利に作り替える機会にする、世界の超強大国になるためには石油を押さえられるかどうかにかかっている。このアメリカの戦略、一国覇権主義を辞めさせるには、 世論の力で国連を動かしていくことがどうしても必要だ』と秋庭氏は強調しました。
 次に首脳会議の歴史的な流れ、今回の会議の特徴について、自らの「存在意義」を再確認しつつ、「再活性化」を図るための会議になったことを「非同盟運動再活性化の継続に関するクアラルンプール宣言」をもとに明らかにしました。また、「戦争を非合法化する」というマハティール議長の言葉、イラクに関する声明等々、今回の首脳会議の興味深い内容を短い時間で話していただきました。
 非同盟諸国首脳会議加盟一一六カ国の活力と自信に満ちた活動ぶりが報告されました。参加者は三五名でした。


報告を聞いて

秋庭稔男日本AALA理事長のお話を聞いて
 どんな印刷物を読むより、じかに話が聞けることのすばらしさを、今度ほど感じたことはありませんでした。もっと多くの人々に伝えていかなくては…。

腐った資本主義と生きた資本主義と
「資本主義」と一口に言っても、日本やアメリカのように「腐った資本主義」とマレーシアのような「生きた資本主義」があるように思えた。マレーシアのいきいきした国づくりを頼もしく思った。非同盟諸国のまじめで旺盛な活動に希望を感じた。日本が国連でイラク攻撃に反対したら、アメリカはイラク攻撃できなかったろう、というお話は、ウ〜ン、残念だったという思いだが、日本だってもう一息と思う。小泉の言う「痛み」はますます強くなるかもしれないが、非同盟運動の理念が宣伝されれば、腐れきったような日本資本主義社会の中で虐げられた我々日本の国民も希望が持てる。

常にグローバルな視点を
 普段のマスコミでは知ることの出来ない貴重なお話を伺い、世界的認識が変わった気がします。今後も微力ながら勉強し、常にグローバルな視点をもっていきたいと思います。
 また、日本AALAが非同盟諸国首脳会議にオブザーバーとして参加できることを願っています。    

ブッシュのイラク攻撃の日に
 ブッシュのイラク攻撃の日に、非同盟運動とAALAでの運動の重要さを再確認することが出来ました。

何とか戦争を阻止したい
 「再び教え子を戦場に送るな!」自主独立・真に民主的な社会人の育成に心をくだき、父母とともにつとめてきました。

 今回のアメリカの独断に怒りを持ち、デモに参加というささやかな行動に出ています。若い学生も動き出している現在、未来に夢を託しながらも何とか阻止(戦争)したい気持ちでいっぱいです。AALAの方たちの努力の感謝しながらに

運動に生かしたい
 第12回アフリカでの会議に参加しての秋庭さんの報告に比して、今回の会議の希望あふれる活性化への道への具体的提案成功に、ご苦労さまといいたいです。今後はよく中身を勉強して、運動に生かしていきたい。



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